宅配業ビッグデータで見る、現在の経済の活力

中国網日本語版  |  2022-08-11

宅配業ビッグデータで見る、現在の経済の活力。

タグ:宅配業 発展趨勢指数

発信時間:2022-08-11 15:09:13 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 7月の宅配業界発展趨勢指数は前月比5%上昇で、発展規模指数は前年同月比3.8%上昇だった。宅配便業務量は前年同月比で約6.2%増に、業務収入は前年同月比で約7.7%増になる見込みだ。国家郵政局がこのほど発表した一連の宅配便データの好転は、中国市場の需要がスムーズに引き出され、経済発展に活力が満ち溢れていることを反映した。

 

 業界運行データが好転し自信を深めただけでなく、7月以降に多機能ハブノードの建設ペースが上がり、インターモーダル輸送のルートがスムーズに拡張された。これは中国の宅配・物流業界ネットワークハブ体系が絶えず改善され、発展能力が日増しに高まっていることを反映した。

 

 安徽合肥コールドチェーン配送センターが稼働開始し、常熟スマートEC物流産業団地の建設が始まり、北川ドローン運行拠点が次々と稼働開始した。中国ラオス越境普通貨物特別線が追加され、鄂州花湖空港が開港した。業界の航空会社が貨物輸送機を3機追加し、成都〜カトマンズ、昆明〜デリー、深セン〜大阪、南寧〜バンコクなどの国際貨物便が開通した。

 

 寧夏回族自治区の塩池灘羊は全国的に有名だ。灘羊の飼育を行っていた業者は、羊肉を県城やさらに遠い市に輸送することで悩む必要がなくなった。現在は注文が入ると、宅配員が直接集荷に来る。羊肉は翌朝、受取人に届けられる。

 

 このようなケースはまだまだある。郵政・宅配業が自身の回復を急ぐと同時に、市場循環を円滑にし、消費拡大を促進し、経済の安定発展を支える効果が顕在化している。

 

 国家郵政局の関係者は、「農産物の配達は7月、業界の規模拡大の重要な動力源になった。中国各地の生鮮野菜・果物が7月に集中的に収穫を迎えた。宅配企業は自社のサプライチェーン管理、幹線ネットワーク、末端サービス、製品マーケティングなどの強みを発揮し、畑からのライブ配信と産地直送モデルを結びつけ、産地一体化宅配ソリューションを最適化・改善し、『現地収穫・現地梱包・現地発送』というワンストップサービスを作った。多くの農産物が宅配ルートで全国に直接配達された」と述べた。

 

 郵政・宅配業は徐々に農業及び工業の各部分に深く浸透し、販売、倉庫保管、物流、さらにはブランド管理に加わっている。産業チェーン・サプライチェーンにおける効果が大幅に拡大し、地位が向上している。宅配業の工場進出の推進に伴い、宅配業が自動車及び消費財などへのサポートで大きな成果を手にしている。倉庫・配送一体化、入荷物流、国際サプライチェーン、海外協同などの融合発展の成熟モデルを育成している。宅配業の工場進出により、製造企業の流通コストを少なくとも約5分の1削減できる。


  「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年8月11日


Twitter Facebook を加えれば、チャイナネットと交流することができます。
中国網アプリをダウンロード

日本人フルタイムスタッフ募集     中国人編集者募集
「中国網日本語版(チャイナネット)」の記事の無断転用を禁じます。問い合わせはzy@china.org.cnまで