中国人民銀行(中央銀行)が12日に発表した7月の金融データによりますと、7月末のブロード・マネーは前年比で12%増加したということです。
ブロード・マネーとは、主要銀行システム以外にある現金に企業預金、住民貯蓄預金、その他の預金などの貨幣を加えた指標のことです。マネーサプライを反映する重要な指数として、社会の総需要の変化を反映することができます。
民生銀行の温彬チーフエコノミストは、「中国人民銀行は複数の金融政策の組み合わせを通じて、市場の流動性の合理的な潤沢さを維持しており、財政支出の安定的な増加に伴い、流動性の改善に良い影響がある」と述べました。
また、7月には人民元の融資が6790億元増加しました。1〜7月の人民元の融資額は累計14兆3500億元増加しました。専門家によりますと、7月以降、重要インフラプロジェクトの着工が加速して物理的作業量を形成し、インフラ関連融資は与信増加の重要な貢献項目となっています。
「中国国際放送局日本語版」2022年8月14日