税関総署がこのほど発表したデータによりますと、今年1-7月の中国の貨物貿易輸出入総額は前の年の同じ時期に比べて10.4%増え23兆6000億元(約467兆円)に達しました。そのうち、輸出額は13兆3700億元(約265兆円)で、前の年の同じ時期から14.7%の増加となりました。輸入額は5.3%増え10兆2300億元(約203兆円)でした。貿易黒字は62.1%拡大の3兆1400億元(約62兆円)となりました。
今年に入ってから、中国の対外貿易輸出入は厳しくなった外部環境や感染症による短い時期の打撃など不利な影響を克服し、1-7月の累計の伸び率は二桁に達しました。
税関総署統計分析司の李魁文司長によりますと「7月の輸出入額は前年に比べて16.6%増え、5月から対外貿易伸び率が持続的に回復し、マクロ経済の基盤を安定させることに積極的な貢献を果たした」としました。
関連データによりますと、1-7月の中国の貿易相手上位4位は東南アジア諸国連合(ASEAN)、欧州連合(EU)、米国と韓国となり、それぞれの輸出入額は3兆5300億元(約70兆円)、3兆2300億元(約64兆円)、2兆9300億元(約58兆円)、1兆3900億元(約28兆円)で、前の年の同じ時期と比べてそれぞれ13.2%、8.9%、11.8%、8.9%の増加となりました。それと同時に、中国と「一帯一路」沿線国との貿易往来がより緊密となり、輸出入は前の年の同じ時期と比べて19.8%増え、地域的な包括的経済連携(RCEP)協定の14の加盟国との貿易も7.5%増加しました。また、7月のRCEP協定に参加する貿易パートナーへの輸出入は前の年の同じ時期と比べて18.8%増え1兆1700億元(約23兆円)に達しました。
「中国国際放送局日本語版」2022年8月14日