中国は2020年に農村建設行動の重要任務の一つとして、農産物倉庫保管鮮度保持コールドチェーン物流施設建設プロジェクトを開始した。実施から2年に渡り、中央財政は累計で100億元超の資金を拠出し、約2万7000の農民専業合作社、家庭農場、集団経済組織による産地冷蔵鮮度保持施設の建設を支援した。新規貯蔵容量は1200万トン超。121件の農産物産地冷蔵鮮度保持施設建設全県推進試行を支援し、農産物産地コールドチェーン物流体制の構築の模索を促した。
冷凍倉庫の建設により、ブドウの鮮度保持期間が最長7カ月になった。これにより鮑家村の果物農家の曹印梅さんは、収穫したブドウの加工、仕分け、標準的な包装を行うための十分な時間と、ECプラットフォームで販売するための基礎を手にした。
曹さんによると、冬にブドウの価格が非常に良いため、冷凍倉庫のコストは十数万元にのぼるが、2年から3年で回収できるという。今や鮑家村の300世帯超のほぼすべてがブドウを栽培しており、うち過半数が冷凍倉庫を建設している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年8月28日