中国国家統計局がこのほど発表した統計によると、今年上半期(1~6月)の国内総生産(GDP)は前年同期比2.5%増、うち第2四半期(4~6月)は0.4%増だった。国際環境が複雑さ厳しさを増し、新型コロナウイルスが散発的に発生するなど、想定外の要因が重なる中、中国経済は成長を阻害する圧力に耐え、プラス成長を実現し、強い回復力を示した。
上半期のようなパフォーマンスを上げるのには苦戦を強いられた。国内外の複雑かつ厳しい成長環境に直面する中、中国は新型コロナ対策と経済社会の発展とを協調させることを堅持しながら、さまざまな試練にしっかりと対応してきた。中国は人民を第一に、命を第一に考え、新型コロナ対策のための強靭な障壁を築いて成果を挙げてきたほか、人民の命と健康を守り、経済社会の発展の基盤を安定させるために最大限の努力を払ってきた。
米マサチューセツ大学医学部の元教授、ジョン・ウォルシュ氏は「中国の新型コロナ対策は命だけでなく、経済も守り、ウィンウィンを実現したと言える」と語った。多くの世界的な著名人らが、中国経済が 激動する国際情勢に対応するための回復力と潜在力を発揮していると指摘している。
長期的に成長基調が続くという中国経済のファンダメンタルズは不変で、世界経済の成長にとって重要なエンジンとしての地位にも、中国経済の先行き対する国際社会の信頼にも変わりはない。今年1〜5月の中国の外資導入額は実績べースで前年同期比22.6%増の877億7千万ドルに上った。1〜4月に新規契約した1億ドル以上の大型外資プロジェクトは185件、1日当たりの契約件数は1.5件だった。
在中国米国商工会議所が5月に発表した白書によると、調査に回答した会員の大半が、世界の勝者となるには中国市場で競争力を維持することが不可欠だと考えていることが分かった。国際決済銀行(BIS)のアグスティン・カルステンス総支配人はこのほど、中国は「非常に回復力のある」経済体として、今後も世界の経済成長に貢献していくだろうとの見方を示した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年8月27日