中国地理情報産業協会がこのほど発表したデータによると、中国の百度地図、高徳地図、騰訊位置、華為地図などを中心とする企業位置サービス開放プラットフォームの、オンライン地図の1日平均位置サービス要請回数は1300億回にのぼり、1日平均の利用者数は延べ10億人を上回っている。世界のPOI(Point of Interest、興味のあるポイント)の総数は最大2億6000万で、200以上の国と地域をカバーしている。
スマートな渋滞回避、信号機のカウントダウン、日焼け防止ナビゲーション、駐車ガイド。百度やテンセントなどのプラットフォーマーの参入により、オンライン地図業界はIoT、ビッグデータ、AIなどの技術をフル活用している。電子地図及び携帯電話地図サービスが興隆し、機能がより豊富になっている。
オンライン地図業界は、地理情報産業の急速な発展をけん引した。企査査のデータによると、中国でオンライン地図サービスに従事する関連企業は現在4316社にのぼる。別の統計によると、地理情報関連活動に従事する企業及び事業単位は現在約3万社にのぼり、地理情報上場企業は100社超、年間生産高は6200億元超、年平均増加率は20%弱。ハード製造、データ生産、ソフト研究開発、情報サービスの成熟した産業チェーンを形成しており、応用範囲は国家経済及び民生の各分野に及んでいる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年9月14日