王毅国務委員兼外交部長は現地時間20日にニューヨークで「グローバル発展イニシアチブの友チーム」閣僚会議を主宰し、中国が昨年11月に打ち上げた「持続可能な開発科学衛星1号(SDGsAT-1)」のデータを全世界に向け開放・共有することで、各国の持続可能な開発の研究と意思決定を支えると表明した。これは中国が2030アジェンダを実行するための7大行動の一つだ。
「SDGsAT-1」は世界初の2030アジェンダに特化した科学衛星だ。中国科学院「地球ビッグデータ科学プロジェクト」先導特別プロジェクトによって開発された、持続可能な開発ビッグデータ国際研究センターが計画した1基目の衛星だ。同衛星は陸地・海洋などの人類活動と密接に関連する地表パラメータを観測し、人類活動と自然環境の相互作用を詳細に観測する。持続可能な開発目標の達成に向け動的・マルチスケール・周期的な情報を提供し、世界の持続可能な開発目標の観測・評価・科学研究を支える。
「SDGsAT-1開放科学計画(SDGsAT-1Open Science Program, www.sdgsat.ac.cn)」が今年9月に始動した。衛星データは世界に向け開放・共有される。国際社会、特に発展途上国が持続可能な開発目標の科学研究を展開し、2030アジェンダを実行するため特別な貢献を成し遂げる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年9月22日