27日の全国外為市場自律メカニズムテレビ会議では、外為市場は重大であり、安定維持は本義であり、人民元レートの基本的な安定の維持には堅固な基礎があると強調された。自律メカニズムのメンバーは外為市場の基本的な安定を自覚的に維持し、為替レートの大幅な変動を断固阻止することとされた。中国人民銀行(中央銀行)が28日に発表した。
会議で話し合われた内容の要旨は下記の通り。
人民元レートは今年に入り、合理的にバランスの取れた水準で基本的な安定を維持している。中国外貨取引センター(CFETS)の人民元レート指数は昨年末と比べほぼ横ばい。人民元の対米ドルレートがやや下落しているが、その幅は同期の米ドルレートの上昇幅の半分のみ。人民元レートはユーロ、ポンド、円に対して大幅に上がっており、世界の数少ない強い通貨の一つだ。
多くの経済体がスタグフレーションに直面しているが、中国経済は全体的に発展再開の流れを維持している。物価水準はほぼ安定し、貿易黒字は高い水準を維持する見通しだ。マクロ政策の奏効に伴い、経済の基礎がより堅固になる。現行の人民元レート形成メカニズムは中国の国情に合っており、市場と政府の「2本の手」の力を十分に発揮でき、過去にも外部からの衝撃による数多くの試練を乗り越えている。人民銀行は対応の豊富な経験を蓄積しており、市場のマインドを効果的に管理できる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年9月29日