香港特別行政区政府財経事務及庫務局と広東省発展改革委員会は9月23日、「オフショア人民元債券市場の開拓 債券金融の活用で粤港澳大湾区(グレーターベイエリア、広東省と香港、澳門<マカオ>にまたがる一大経済圏)の発展を支援」と題する座談会を共同で開催した。
同局の許正宇局長がこの席であいさつし、香港地区の債券市場のパフォーマンスは高く、粤港澳大湾区の今後の発展を支えるだろうと語った。
座談会はビデオ形式で行われ、香港地区の債券発行会社のここ数年の経験や、人民元の国際化、大湾区の開発などについて意見交換が行われた。
許氏によると、香港地区の債券市場は全体的に好調で、高いパフォーマンスを維持している。アジア債券の発行を見ると、香港地区は2021年に2千億ドル超を発行、市場全体の34%を占め、世界一となった。
許氏は、広東省の深圳市政府が昨年、香港で初めて50億元の債券を発行したことで、香港地区の市場発展に突破口を開いたと説明。今後、より多くの中国本土の省や市が中央政府の承認を受けて香港地区で債券を発行できるように、香港地区は税制面での優遇措置を拡大する考えだと語った。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年10月5日