ウクライナ危機のエスカレート後、EUは米国に追随し対露制裁を繰り返した。しかし制裁による反作用として、欧州のエネルギー供給が逼迫し、天然ガス・電力価格が急騰している。国際エネルギー機関は、欧州はこの冬は「前例なき」天然ガス不足のリスクに直面すると警鐘を鳴らした。ところが米国は欧州に天然ガスを高額で売りつけている。複数の欧州メディアによると、米国企業の欧州行きのLNG船は1隻あたり1億ドルの利益を稼ぐとのことで、業界関係者が「クレイジーだ」と大声をあげているという。
マクロン仏大統領はパリで開かれた経営者向けの会議で、米国の天然ガスが高すぎることに苦言を呈した。「エネルギーを提供してくれてはいるが4倍の値をつけている。友好を考えればこれ以上続けてはならない」マクロン氏は、G7会議でこの問題をしっかり取り上げると表明した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年10月13日