中国海洋石油集団有限公司(中国海油)は20日、海南島南東部沖で中国初の深水深層大型ガス田を発見したと発表した。確認埋蔵量は500億立方メートル超。
このガス田は「宝島21-1」と名付けられた。海洋油ガス調査分野では通常、水深が300メートルを超える水域を深水と呼び、掘削井の深さが3500メートルを超えるものを深層井と呼ぶ。「宝島21-1」は海南島南東部沖の深水エリアにあり、最大作業水深は1500メートル超、井掘削深度は5000メートル超、「深海1号」大型ガス田からの距離は約150キロメートルで、海洋地質条件が極めて複雑だ。
中国海油海南分公司の呉克強氏は、「宝島21-1の発見は、宝島陥没地帯の調査の潜在力を証明し、かつ中国海油の深水深層調査技術の重要な進展を示した。これは類似する地層序系の調査に対して重要な指導的意義を持つ」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年10月21日