国家統計局が27日に発表した第1-3四半期の工業企業利益データによると、1-9月の全国の一定規模以上の工業企業の営業収入は前年同期比8.2%増で、高い伸び率を維持した。
9月には経済安定の一連の政策と持続的な政策が奏効し、工業経済の回復ペースが上がり、企業の収益が徐々に好転した。工業企業の利益の下げ幅が前月より6.0ポイント低下した。
業界別に見ると、設備製造業の利益がプラス化し、工業企業の利益の業界構造が絶えず改善された。1-9月の設備製造業の利益は前年同期比0.6%増で、今年初めてプラス化し、一定規模以上の工業企業の利益の伸び率を1-8月より0.8ポイント引き上げた。設備製造業の利益が一定規模以上の工業に占める割合は31.5%で、年初より約6.4ポイント上がった。
1-9月の電力・熱力・ガス・水の生産・供給業の利益は前年同期比4.6%増で、今年初めてプラス化した。国家統計局工業司の高級統計官の朱虹氏は、「うち電力業界は電力の需要増、石炭価格の伸び率の低下などのけん引を受け、利益が前年同期比で11.4%増となり、1年以上続くマイナスがプラスに転じた」と述べた。
朱氏はまた、「全体的に見ると、工業企業の収益は回復を維持する流れだが、現在の工業企業の利益が前年同期比で依然としてマイナスであることに注意すべきだ。今後は感染対策と経済・社会の高効率な同時進行、経済安定の一連の政策措置の持続的な奏効に取り組み、工業経済の回復・好転の流れを固めるべきだ」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年10月28日