国家統計局がこのほど発表したデータによると、中国経済は第3四半期に回復・好転し、主要指標が回復し安定に向かい、合理的な範囲内を維持した。積極的な要素の蓄積が増えている。海外観測筋は、中国経済は挑戦の中で強靭性を示しており、中長期的な成長の見通しが明るいとした。
経済安定策が奏効
観測筋は、中国が物価水準の全体的な安定を保っていることを積極的に評価している。第1-3四半期の全国の消費者物価指数(CPI)は前年同期比で2%上昇した。ダブリン大学アイルランド中国研究院長の王黎明氏は、この数字は西側主要経済体及びその他の新興経済体を大きく下回り、中国の効果的な需要の拡大にとって有利な条件であるとした。閆氏も、物価の全体水準が合理的な範囲を維持したことは、経済安定、マインド安定、発展安定に対して重大な意義を持つとした。
国際通貨基金(IMF)のヴィトル・ガスパル財政局長は、「世界的に見ると、穏健な措置で物価高に対抗するのが最重要任務だ。中国の物価水準は全体的に低めで、そのため中国では他の場所で生じているような財政政策と金融政策の同時引き締めが見られない」と指摘した。
英48グループ・クラブのスティーヴン・ペリー議長は、「中国経済は苦しい外部環境に対応している。しかし中国は適切な計画を通じ、政策を適時調整し対応しており、経済ガバナンスで大きな成果を手にしている」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年10月28日