第5回中国国際輸入博覧会(CIIE2022、輸入博)の開幕が近づいてきた。この5年間、より良い輸入博の実現を目指して、海外にいる華僑や華人の力を結集してきた。インドネシアで国民的ブランドを展開するバグースグループの会長で、中華総商会(中国商工会議所)の会長を兼務する張錦雄氏がこのほど、中国新聞網の取材に応じ、次のように語った。
「中国経済は近年、急成長を遂げ、世界第2位の経済大国となった。投資環境はもとより、サプライチェーンの完全性やサービスの効率性や対応力において、世界トップレベルとなっている」
こうした中、中国は博覧会を立ち上げることで、世界の企業やブランドを一堂に集めて展示・発表し、事業協力を推進するための場を設けた。
初回の輸入博に大きな手ごたえを感じた張氏は、直ちに翌年も出展するべく、さらに大きなブースを予約し、準備も万全にした。「翌年の輸入博では、さらに多くの企業やブランド、バイヤー、サービス事業者らが来場した」。張氏はこう語り、輸入博の立ち上げが成功だったことは間違いないと自信を示した。
経済のグローバル化が進む中、多くの国際的なブランド企業が中国に会社や拠点を構えるようになっている。2020年の新型コロナウイルス感染症の発生後、こうしたグローバル企業の中国法人は実際に輸入博への出展を引き受けたのだという。
張氏は「早くから経済がグローバル化していたとも説明できる。経済環境が悪化し、感染症が拡大しても、ブランドを持つ企業にとって大きな影響はないと見ている。中国は重要な市場であり、簡単に手放す企業などない」と語った。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年10月30日