中国の貨物貿易は5年連続で世界第1位、サービス輸出入規模は8年連続で世界第2位を保ち、対外貿易企業は56万7000社、2021年に新規設立された外資系企業は4万8000社に上った。この10年で中国の対外開放はかつてない高水準に達している。
開放は現代中国の鮮明な特徴だ。世界経済が複数の課題に直面する中、中国の対外開放はますます広がっている。中国は今後、経済グローバル化の下支えや高水準な対外開放の揺るぎない推進、新しい発展パターンの構築加速によって、各国企業により多くの市場機会、投資機会、成長機会を提供するだろう。
中国の貿易規模が新たな段階に上がった10年だった。国家統計局の統計によると、2013-2021年の中国の貨物輸出入額は累計262兆3000億元、年平均成長率は5.4%だった。うち輸出は144兆7000億元、年平均成長率は5.9%、輸入は117兆6000億元、年平均成長率は4.7%となった。
サービス輸出入規模は拡大を続け、8年連続で世界第2位を保った。2013-2021年の中国のサービス輸出入額は累計41兆1000億元で、年平均成長率は貨物貿易を1ポイント上回る6.4%となった。うちサービス輸出は15兆1000億元、年平均成長率は8%、輸入は25兆9000億元、年平均成長率は5%。サービス輸出の競争力が持続的に高まり、サービス貿易赤字が大幅に縮小した。2021年のサービス輸出の成長率は輸入を26.6ポイント上回り、サービス貿易赤字は前年比69.5%減で2011年以来の最低水準を記録した。
この10年で中国企業が国際市場の競争に加わる意欲は一層高まった。2021年の輸出入実績がある対外貿易企業は56万7000社で、2012年に比べ1.7倍増となった。