外資利用の大国としての地位も次第に固まってきた。2013-2021年の中国の非金融部門による外商直接投資の利用額は累計1兆2000億ドル、2021年の外資利用額は2012年に比べ55.3%増え、年平均成長率は5%となった。外資系企業は急速に増え、市場主体の活力も持続的に増強されている。2021年に中国で新設された外資系企業は4万8000社で、2012年に比べほぼ倍増となった。
対外投資規模を見ると、2013-2021年の中国の対外投資フローは世界上位を維持し、対外直接投資フローは累計1兆4000億ドル、年平均成長率は8.2%となった。
自由貿易協定はより高い水準へと向かっている。この10年に中国が締結した自由貿易協定は10件から19件に増え、中国の貿易総額に占める自由貿易相手国との貿易額の割合は2012年の17%から2021年の35%に上昇。自由貿易協定の水準はさらに上がり、今年1月1日にはRCEPの発効・実施によって、世界で最も人口が多く、経済・貿易規模が最大の自由貿易地域が生まれた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年10月30日