第5回輸入博の見どころ

中国網日本語版  |  2022-11-04

第5回輸入博の見どころ。

タグ:輸入博

発信時間:2022-11-04 21:06:41 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 第5回中国国際輸入博覧会(輸入博)が11月5日から10日まで上海で開催される。


 今回の輸入博は過去4回の成功を踏まえ、予定通りに開催されるが、それはどのようなシグナルを発しているのだろうか?また、期待される見どころとは?


 予定通りの開催が発するシグナルとは?


 今年は新型コロナが影を落とし世界情勢も不透明ななか、大規模な国際展示会の開催はより多くの試練に直面している。「今回の輸入博は『心の安定剤』であり、我々が引き続き中国に根を下ろして発展していくための強い信頼感を与えてくれる」。出展企業の多くは、「今回の輸入博が予定通り開催されることで、多国籍企業は中国の経済発展に積極的に溶け込むための信頼感を得られる。それはまた、中国が世界と市場機会を共有し、世界経済の回復を後押ししようとする大国の風格を充分に感じさせる」としている。


 商務部の束珏婷報道官は、「この5年間、輸入博は国際調達・投資促進・人文交流・開放協力のプラットフォームとしての役割を十分に発揮し、新たな発展の構図を構築する窓口・ハイレベルな開放の担い手・多国間主義の舞台となった」と語る。


 今回の輸入博には国内外から多数の企業が積極的に出展し、展示内容も一段と豊富になっているうえ、世界トップ500社や業界のリーディングカンパニーが「リピート出展」し、多彩な活動を展開する予定だ。


 輸入博企業商業展には6つの展示エリアが設けられ、数百の新製品・新技術・新サービスが展示される。その中には素晴らしい生活に焦点を当てた消費財や農産物もあれば、世界をリードする科学技術を採用した様々な最先端医療機器や技術装備なども多い。


 「友達の輪」にはどんな変化が?


 輸入博の「友達の輪」は一段と大きくなり、「新たな友達」が一段と増えた。


 今回の輸入博には145の国・地域・国際機関が出展、構成はより最適化され、代表性が高まった。そのなかには、先進国もあれば途上国もあり、後発開発途上国も含まれる。企業商業展には127の国と地域の企業が参加し、国家総合展には66の国と3つの国際機関が出展、その数はいずれも前回を上回る。


 数字から、輸入博の魅力がますます高まっていることがわかる。企業展には世界トップ500社や業界のリーディングカンパニー284社が参加、その数は前回を上回り、リピート率は90%に迫る。多くの企業の出展面積は日増しに拡大し、数百平方メートルから千平方メートル以上まで拡大する企業が増加、今年は特設ブースの比率が前回を上回る96.1%に達する。


 「新たな友達」も続々と増えている


 「間もなく始まる輸入博でのデビューを楽しみにしています」。ノルウェー水産局中国大陸・香港地区担当の童安睿(Andreas Thorud)ディレクターは、「同局はノルウェーの水産物輸出企業8社と代表団を組織して参加する予定で、このグローバルな交易会を通じて、中国とノルウェーの水産物企業がより深い戦略的提携を結び、輸入博のチャンスを共有できるよう望む」と述べた。


 今年は地域包括的経済連携協定(RCEP)発効・実施の最初の年であり、RCEP加盟国すべての企業が出展している。「一帯一路」沿線国や上海協力機構(SCO)からの出展数も前回より増加した。


 このほか国家展には、ニカラグア・ジブチ・モーリタニア・コモロ・モザンビーク・コンゴ民主共和国・イラク・アイスランドの8カ国が初めて参加する。

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