インドネシアのバリ島で、多くの新エネ車が空港とホテルの間を行き来していた。現地の伝統的なバティック風のデザインと「G20」が塗装され、美しく、人目を引いた。
第17回G20サミットの公式専用車の一つで、上汽通用五菱インドネシア公司製の新エネ車「Air ev」300台が、サミットにグリーンな移動手段を提供した。
国内市場の持続的な発展、研究開発・更新・アップグレード、産業チェーンの整備に伴い、新エネ車の輸出条件が日増しに成熟化している。中国自動車メーカーはチャンスを掴み、海外市場を積極的に開拓している。
上海海通埠頭でこのほど、1万台の電気自動車(EV)がRORO船にずらりと並び、ベルギーのゼーブルージュ港に向かった。これは上汽集団の世界市場向けのEV「MG MULAN」であり、中国初の世界80数ヶ国で発売される新エネ車でもある。
中国自動車産業初のグローバルカーの「1万台訪欧」の裏には、新エネ車輸出の持続的な加速がある。中国汽車工業協会のデータによると、今年10月の全国の自動車メーカー輸出台数は前年同月比46%増の33万7000台だった。うち新エネ車は81.2%増の10万9000台。自動車メーカーの今年1−10月の輸出台数は前年同期比54.1%増の245万6000台。うち新エネ車は96.7%増の49万9000台。