輸出先の「主戦場」は欧州と東南アジアだ。中国は以前ガソリン車を主に発展途上国・地域に輸出していたが、中国自主ブランド新エネ車が今や欧州を始めとする先進国・地域市場をスムーズに切り開いていることに要注目だ。
中国汽車工業協会の統計によると、中国製EVはすでに欧州EV販売台数の約1割を占めている。記者のまとめによると、上汽集団、比亜迪、吉利汽車、一汽紅旗、長城汽車などの伝統的な自動車メーカー、小鵬汽車、蔚来汽車などの自動車製造新勢力が欧州に進出している。また若干数の企業が欧州の新エネ車市場に進出しようと力を蓄えている。
量の飛躍があれば、質の飛躍もある。新エネ車輸出の急増は、中国自主ブランドの急成長を反映している。上汽、比亜迪、吉利などが新エネ車輸出台数で上位を占めている。また中国自主ブランドは「低価格で市場を得る」という古い道に依存せず、海外の中・高級新エネ車市場に向け取り組んでいる。
グローバル化は中国自主ブランドが強くなるために避けては通れない道だ。自動車大国から自動車強国に邁進する新たな旅路に立ち、科学技術イノベーションで高品質発展を促し、激しい市場競争において自己を高める。中国新エネ車は世界のコースをより速く、より遠くまで走ることだろう。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年11月17日