「北京市水素燃料電池車用水素ステーション発展計画(2021−25年)」がこのほど発表された。25年までに水素燃料電池車の累計普及台数で1万台の突破を目指すとした。上海市もこのほど発表した計画の中で、25年までに燃料電池車の保有台数の1万台突破を実現するとした。
中国電気自動車百人会副理事長兼秘書長の張永偉氏は、次のように分析した。
数年の発展を経て、中国の水素エネルギー産業はすでに良好な基礎を備え、徐々に新たな発展の特徴を呈している。かつての自動車メーカーが水素燃料電池車を販売するという単一モデルから、「運営+自動車+水素製造」の一体化産業発展モデルに転じている。水素エネルギーによりエネルギー問題を解消する単一モデルから、風力・太陽光・蓄エネが一体化した低炭素エネルギー発展モデルに転じている。単一的なエネルギー補給施設から、水素充填、バッテリー充電・交換、ガス・ガソリン注入が一体化した交通エネルギー補給施設に転じている。単一的な都市発展から、主力都市+協同都市の一体化発展のモデルに転じている。製品技術の進展によるコスト削減の単一モデルから、中核部品+水素製造の全産業チェーンの一体化コスト削減に転じている。
この5つの一体化発展モデル及び手段が、水素エネルギー産業の新たな見所及びトレンドになっており、業界の新たな競争力を形成する。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年12月2日