中国南水北調集団有限公司によると、南方地域の水を北方地域に送り慢性的な水不足を解消するプロジェクト「南水北調」の中央ルートプロジェクトが1日、2022−23年度結氷期送水作業を開始した。23年の2月末に終了する見通しだ。人民日報が伝えた。
国家気候センターの予測によると、2022−23年の冬季の気温変化は段階的な特徴が顕著になる。23年1月下旬から2月にかけて寒波が徐々に強まり、華北北部などの地域の気温が例年同期を下回るという。南水北調中央ルートプロジェクトは河南省、河北省、天津市、北京市を通過し、結氷期の送水は課題に直面することになった。
中国南水北調集団有限公司は緊急時対応プランと突発事件現場処置プランをさらに改定し、結氷期気象、結氷状況モニタリング制度、情報共有、早期警戒協議などの作業メカニズムを構築した。現在すでにプロジェクト沿線の104本の遮氷ロープのメンテナンスと設置が完了している。180セットの融氷設備の点検修理と調整が完了し、111セットの結氷対策設備の点検修理と調整が完了している。(編集YF)
「人民網日本語版」2022年12月2日