長江デルタエネルギー一体化重点送電ルートである、海門―崇明500kV送電・変電プロジェクトが1日、順調に長江を横断した。この上海市と江蘇省を結ぶ「エネルギー動脈」は竣工・稼働後、長江デルタの省を跨ぐ電力網の相互接続水準を大幅に上げる。
今回の長江横断区間の全長は2894メートルで、横断区間のタワーの高さは204メートル、重さは1360トン超。同電圧レベルの送電線のほぼ3−4倍に当たる。
同プロジェクトは、江蘇省海門区の500kV東洲変電所から始まり、上海の500kV崇明変電所に至る。同プロジェクトは来年末に正式に稼働開始すると、中国で面積が3位の島である崇明島の給電等級を220kVから500kVに上げ、さらに給電容量を約74万kW追加する。
国網上海市電力公司建設部の龔泉副主任は、「同プロジェクトはさらに上海・江蘇間の電力交換能力を約20%増加し、地域のエネルギーの持続可能な発展の需要をより良く満たす」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年12月2日