中国は2013年に広く称賛を浴びる「一帯一路」イニシアチブを打ち出し、平和と発展を国際協力の軸とした。アフリカ大陸は一帯一路により大量の投資を集めた。港、鉄道、道路、通信、エネルギー施設などのインフラも高度化された。ケニア紙「Daily Nation」(電子版)が伝えた。
ケニアは一帯一路の優位性と潜在力の利用に最も成功した国の一つだ。
ケニアは同イニシアチブにより、モンバサ・ナイロビ標準軌鉄道などの鉄道プロジェクトを実施した。その他のプロジェクトには、ナイロビ高速道路、ラム港、ナイロビ東環状線、コンザ科学技術都市などが含まれる。
これらのプロジェクトは地域の交通ハブとしてのナイロビの地位を大幅に上げた。うちモンバサ・ナイロビ鉄道はすでに2000日連続で貨物・人員の安全かつ高効率な輸送を実現している。
同鉄道の現在までの旅客数はすでに878万人を超えており、貨物輸送量は2269万トンに達している。
貿易について、中国は現在ケニアにとって最大の貿易パートナーだ。両国は農業輸出促進に関する一連の協定に署名している。ケニアは最近、中国に初めて生のアボカドを輸出したアフリカ諸国になった。中国の世界各地に向けた開放に伴い、より多くのアフリカ製品がこの大きな市場に入る見込みだ。
一帯一路はケニアで多くの雇用枠を創出するだけでなく、掛け値なしの技術譲渡ルートでもある。今やケニアは大量の鉄道技術専門知識を取得し、多くのエンジニアと車掌を育成している。
一帯一路の文化交流プロジェクトにより、多くのケニアの若者が中国で高等教育を受けている。
南アフリカの「Ichikowitz Family Foundation」が今年6月にアフリカの若者を対象に行なった調査によると、中国の影響力は「積極的」は76%に、アフリカへの影響力が最大の国は「中国」は77%にのぼった。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年12月2日