中国各地で感染者が増加しているが、感染対策の最適化に伴い、国内の観光業が力強い回復の流れを示している。中国の開放の全面的な再開は、地域の各経済体に恩恵をもたらすと分析されている。香港紙「南華早報」が伝えた。
感染対策の持続的な最適化と調整により、北京首都国際空港と大興国際空港のフライト数が最近、段階的に増加する流れを示している。両空港のフライト数は10日に100%超増加し、11日は169%増加した。両空港の1日のフライト数は近日中に、2019年同期の70%に達する見込みだ。中国の「流動性指数」も先週、前週比で11.9%上昇した。航空データサービス企業のVariFlightによると、中国各地の国内フライト数は6日連続の増加後、先週金曜日に5800便超にのぼった。この改善は中国の感染対策最適化後に得られたものだ。
保銀投資の張智威(音訳)チーフアナリストは、「日韓及び東南アジア諸国が利益を手にするが、時期的にはまた不透明だ。(中国)政府の優先事項は国内の需要の拡大だ」と述べた。多くの地方政府が消費促進に取り組んでいる。深セン市、広州市、海口市などの都市は商品券の支給で現地の消費を刺激している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年12月16日