改革開放以来、中国は目覚ましい発展を遂げた。しかし、改革の深化に伴い、中国は人口が多い反面、資源が乏しく、環境容量が限られているという矛盾が浮き彫りとなった。資源環境の圧力も徐々に顕在化し、従来の粗放型の成長モデルは危機に陥り、資源の不適切な使用が環境汚染と生態系の劣化を激化させている。生態優先・グリーン発展の道を歩むことは、現代化建設の必然的な選択となり、グリーン・低炭素エネルギー体系の構築を加速し、エネルギーのグリーン・低炭素化を推進することには大きな意義がある。
近年、『国家発展改革委員会および国家能源局のグリーン・低炭素エネルギー転換に向けたメカニズム整備と政策措置に関する意見』と『新時代における新エネルギーの高品質発展促進に関する実施方案』が発表・実施されるなか、地方政府もグリーン・低炭素エネルギー転換を促進しCO2排出量ピークアウトに向けた実施方案を相次いで発表している。中央から地方政府のレベルまで、グリーン・低炭素エネルギーへの移行が組織的に推進され、複数政策による相乗効果が期待されている。
「エネルギーのクリーン・低炭素で効率的な利用と、産業・建設・交通のクリーン・低炭素化の促進」について、第20回党大会報告でも新たな要求が提起された。中国のエネルギーのグリーン・低炭素化活動は、明確な目標と強力な措置、秩序正しく連動した政策体系を構築し、各方面の関係者が共同で推進する良好な構図を形成、「ダブルカーボン」目標実現のための絶え間ない原動力を提供している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年12月17日