今年に入ってから、中国は税優遇による支援を強化し、外資の導入と対外貿易の着実な発展を後押ししようとしている。
国家税務総局の統計によると、今年1月1日から11月10日までに全国で実行された輸出税の還付(免税)総額は1兆6406億元で、前年同期比14.9%増加した。現在、輸出税還付申告を行うすべての企業の輸出税還付案件はいずれもオンラインで行うことができる。税務部門が通常の税還付処理にかかる時間は平均で6営業日以内に短縮され、中国の対外貿易輸出の安定成長を力強く支えている。
輸出税還付だけでなく、納税繰延べや増値税留保税額還付などの税制優遇措置も、対外貿易や海外投資の安定に重要な役割を果たしてきた。独フィースマン社は今年、中国での生産を拡大し、研究開発センターを建設するために追加出資を計画した。これは、中国が実施した外商利益の再投資に関する納税繰延べ政策の恩恵を受け、外国人投資家は中国への直接投資で得た利益について源泉所得税を納付を一時的に免除されるためだ。
データによると、今年に入ってから、中国の対外貿易は安定成長を維持しており、1-10月の輸出額は20兆元近くに達し、前年同期比で13%増加した。外国企業の対中投資・起業意欲は強く、1-10月に、中国は1兆元以上の外資を導入した。韓国・ドイツ・イギリス・日本の実質対中投資額は、それぞれ同106.2%、95.8%、40.1%、36.8%増加した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年12月17日