入境観光客数、今年は延べ2000万人超へ

中国網日本語版  |  2022-12-20

入境観光客数、今年は延べ2000万人超へ。

タグ:入境観光客数

発信時間:2022-12-20 13:43:57 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 中国観光研究院はこのほど、「中国入境観光発展年間報告書(2022-23)」(以下「報告書」)を発表した。報告書によると、入境観光の回復と規制緩和に伴い、今年の入境観光客数は延べ2000万人を超える見込みだ。秩序正しい回復は今後の入境観光発展の主な基調になるという。


 今年に入り、海外旅行の規制を撤廃、もしくはさらに緩和する国と地域が増えている。国連世界観光機関(UNWTO)のデータによると、今月5日までに世界の117カ国が感染対策関連のすべての入境規制を撤廃している。この状況下、抑制されていた海外旅行の需要が効果的に引き出され、国際観光業の回復ペースが上がり、反転上昇の勢いを強めている。世界の1-9月の海外観光客数は延べ約7億人で、2019年の62%まで回復した。UNWTOは、今年通年の国際観光の市場規模が2019年の65%まで回復し、国際観光収入が2019年の70-80%まで回復すると予想した。地域別に見ると、欧州と中東の回復が最も顕著で、これにアメリカとアフリカが続く。アジア太平洋の回復は相対的に見ると遅れているが、全体的な状況は顕著に好転し始めている。


 報告書によると、海外旅行の回復ペースが上がるなか、訪中観光客の多い国の需要が持続的に回復し、潜在的な訪中の需要が大幅に増加している。UNWTOのデータによると、フランス、ドイツ、ベトナム、イタリア、米国などの海外旅行支出は、今年1-7月に2019年同期の7割以上まで回復した。韓国、カナダ、シンガポールなどの海外旅行支出も2019年同期の5割ほどまで回復した。インドの支出は2019年同期を上回った。


 報告書によると、周辺の観光目的地が今年、海外旅行の規制を緩和するか直接撤廃している。例えばベトナム、マレーシア、タイ、韓国、カンボジアは感染対策関連の入境規制を撤廃している。日本とシンガポールはワクチン接種を受けた人、もしくはPCR検査の要求を満たす人の隔離なしの入境を認めている。この状況下、これらの海外旅行目的地は国際観光市場のシェア争奪で機先を制しており、中国の入境観光発展に一定の競争の圧力をもたらしている。


「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年12月20日

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