26日に発表された「新型コロナウイルス感染症に対する『乙類乙管』実施に関する全体案」は、国際的な感染状況及び各方面のサービス・サポート能力に基づき、中国公民の出境旅行を秩序正しく再開させるよう求めた。
また入境後の全員のPCR検査と集中隔離を廃止する。健康申請が正常で、税関口岸の一般検疫で異常が見つからなかった人は社会に入ることができる。
この情報が発表されると、観光プラットフォームの出境旅行の検索件数が激増した。
去哪児プラットフォームのデータによると、この情報が発表されてから5分内に国際線の搭乗券の検索件数が7倍に増加した。人気目的地はタイ、日本、韓国。
携程のデータでは30分内に10倍増。出境(中国香港・マカオ・台湾地区を含む)搭乗券と海外ホテルの検索がこの3年のピークを迎えた。春節出境ツアー旅行の検索件数が6倍増加した。
同程旅行プラットフォームのデータによると、情報発表後に全プラットフォーム国際線搭乗券の検索件数が瞬時にして850%増加した。ビザの検索件数は10倍増。中国人観光客が最も注目している海外目的地のトップ3は日本、韓国、タイ。検索件数が最も多い出境便の主な人気目的地は、バンコク、東京、ソウル、ロサンゼルス、シンガポール。出境観光を検索しているのは、主に北京、上海、広州のユーザー。
中国観光研究院がこのほど発表した「中国出境観光発展年間報告書(2022-23)」によると、2020-22年の中国の出境観光客数は累計で延べ4億人減少し、出境観光が深刻な損失を被った。今回の新政策による出境観光の再開は、観光客のマインドが効果的に回復し、感染拡大中に溜まっていた出境観光の需要が引き出されることを意味する。新政策の実施は出境観光再開の「早送りボタン」を押す。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年12月27日