開放は人類文明の進歩にとって重要な原動力であり、世界の繁栄と発展のために避けては通れない道だ。中国の国家主席は第5回中国国際輸入博覧会の開会式で、「我々は開放により、発展の困難を取り除き、協力の力とイノベーションの勢いを結集し、幸福の共有を図る。そして経済のグローバル化を推し進め、各国の発展のエネルギーを増強することで、発展の成果をより多くより公平に各国の人々に行き渡らせる必要がある」と強調した。
中国共産党第18回全国代表大会以降、中国は経済グローバル化の流れに乗り高度な対外開放を断固として推進、世界経済に積極的に溶け込み、対外開放をめぐる一連のブレイクスルーを実現し画期的な成果を上げてきた。対外貿易の発展や外資導入と外国投資は目覚ましい成果を上げ、全面的な開放の構図を形成、自由貿易試験区と自由貿易港の建設が着実に推進され、グローバルな経済協力ネットワークが拡大し続けている。世界の百年に一度の大変革や世界経済の回復の遅れに直面するなか、中国は独自の新しい発展で世界に新たなチャンスを絶えず提供し、開かれた世界経済の構築を後押ししている。
対外開放は中国の基本的な国策であり、大きなマーケットは中国の大きな強みだ。第18回党大会以降、中国はより積極的で主体的な開放戦略を実行し、世界に目を向けた高水準の自由貿易区ネットワークを構築、自由貿易試験区と海南自由貿易港の建設を加速し、「一帯一路」共同建設は各国から歓迎される国際公共財・国際協力のプラットフォームとなった。中国は現在までに、26の国・地域と19の自由貿易協定を締結し、『地域的な包括的経済連携(RCEP)協定』の発効・実施を推進している。良質な製品の輸入を拡大し、世界初となる輸入をテーマとした国家レベルの展示会を開催、輸入博は世界各国のイノベーションと協力を促進する重要なプラットフォームとなった。先般閉幕した第5回中国国際輸入博覧会では、145の国・地域・国際機関が参加し、世界のトップ500企業と業界のリーディングカンパニー284社が出展、取引予定額は前回比3.9%増の735億2千万米ドルに上った。輸入博はすでに、中国が新たな発展の構図を構築するための窓口・高度な開放を促進するためのプラットフォーム・世界で共有される国際公共財となっている。