中国の菜種油、菜種粕、落花生の先物が12日、域内特定品種として域外取引者の取引に導入される。今回の6つの油脂・搾油原料先物品種の対外開放は、中国の油脂・搾油原料先物市場が一体化対外開放を実現したことを意味する。鄭州商品交易所は農産物先物品種のグローバル化で大きな一歩を踏み出した。
中国の油脂は対外依存度が全体的に高い。近年は国際関係が複雑で、地政学的な衝突が多発し、各国の炭素削減目標がバイオディーゼルの需要を旺盛にしている。油脂の輸入価格のリスクが日増しに顕著になり、国内の植物油供給に一定の不確実性をもたらし、産業・企業のリスク管理の需要が大きくなっている。
業界関係者によると、油脂・搾油原料先物市場の対外開放後に、良好な流動性と公正・透明な市場環境により域外取引者を集めることは、国際貿易において国内先物価格を重要な価格決定の参考材料にする貿易モデルを徐々に形成する一助となり、「中国価格」の国際的な影響力を拡大し、油脂・搾油原料製品の国際的なサプライチェーンの安定を支える。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年1月11日