商務部対外貿易司の李興乾司長は2日の会見で、昨年の中国の貿易発展状況について言及した際に次のように述べた。
2023年に入り、世界の経済・貿易情勢が極めて深刻になっており、下降の圧力が大幅に拡大している。中国の貿易関連の主な矛盾は、昨年の供給チェーンの混乱や履行能力の不足から、現在の外需低迷と受注減に転じている。これは重要な変化だ。商務部は貿易促進の強化、供給・調達の緊密なマッチングを優先し、貿易会社の受注獲得と市場開拓を全力で支持することを明確にしている。貿易会社向けに、次の4点に取り組む。
(1)実体の展示を再開し、国内の貿易展示会の全面的なオフライン開催の再開を促す。輸入博、広交会、中国国際ハイテク成果交易会など一連の重点展示会の開催に取り組む。(2)新業態を活用し、越境ECや海外倉庫などの新業態のさらなる発展を促進し、中小・零細貿易会社の輸出をけん引する。(3)新たな需要を掘り起こし、域外大使館・領事館のビジネス機関の力を発揮し、各地が企業を海外に派遣し貿易協力を展開できるよう協力する。(4)企業の海外進出を支持し、貿易会社の越境ビジネス往来の利便性を高める。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年2月3日