中国科学技術部と国家統計局は北京市で20日午後、国家イノベーション調査制度実施10周年活動座談会を共催した。座談会で発表された最新データによると、中国の昨年の全社会の研究開発(R&D)費は3兆元を超え、世界2位をしっかりキープしている。
国家統計局の初歩的な計算によると、中国の昨年の全社会のR&D費は3兆900億元と、2012年の3倍になった。R&D費投入強度(R&D費の対GDP比)は12年の1.91%から22年の2.55%に上昇し、EU諸国の平均水準を上回った。基礎研究費が着実に増加し、22年には12年の3.9倍の1951億元にのぼった。基礎研究費の対R&D費は6.32%で、6%以上で安定している。
科学技術人材構造のさらなる最適化について、中国の21年のR&D人員は12年の1.8倍の572万人で、世界一をしっかりキープしている。就業者1万人あたりの研究開発人員数は12年の43人から21年の77人に増加。多くの世界トップレベルの科学技術人材が誕生した。中国大陸部からの世界高被引用論文科学者への入選数は14年の延べ111人から22年の延べ1169人に増加。
同時に中国は世界知的所有権機関、世界経済フォーラム、経済協力開発機構、欧州委員会などの国際機関と交流・協力している。イノベーション調査の成果もまた、国際社会が中国のイノベーションを認識するための重要な「ショーウインドー」になっている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年2月22日