中国インターネット情報センター(CNNIC)は北京市で2日、第51回「中国インターネット発展状況統計報告書」(以下「報告書」)を発表した。それによると、昨年12月現在の中国のネットユーザー数は10億6700万人で、21年12月より3549万人増加した。インターネット普及率は75.6%。
情報通信業について、12月時点で中国の5G基地局数は231万カ所で、モバイル通信基地局全体に占める割合は21年12月比で7ポイント増の21.3%。モノのインターネット(IoT)の発展について、12月現在の中国のモバイルネットワークの端末接続数は35億2800万で、モバイルIoT接続数は18億4500万。「万物のインターネット」の基礎が絶えず固められている。
報告書によると、中国のインダストリアルインターネットの環境構築が徐々に進み、「5G+インダストリアルインターネット」の発展が高速道路に入っている。インダストリアルインターネットIDデータ検証/照合システム国家トップレベルノードが全面的に完成し、影響力を持つインダストリアルインターネットプラットフォームが240にのぼっている。全国の「5G+インダストリアルインターネット」プロジェクトは4000件超。
従来の分野におけるサービスのオンライン化もペースアップし、農村のデジタル化サービスの発展を促している。12月現在の中国のリモートワークユーザー数は前年12月比7078万人増の5億4000万人で、ネットユーザー全体の50.6%を占めた。農村部のオンライン教育ユーザー数が農村部ネットユーザー全体に占める割合は前年比2.7ポイント増の31.8%、インターネット医療は4.1ポイント増の21.5%。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年3月3日