アジアインフラ投資銀行(AIIB)チーフエコノミストのエリック・ボグロフ氏はこのほど、「グリーンな発展と地域協力はAIIBが非常に注目している話題だ」と述べた。ボグロフ氏は今年の両会(全国人民代表大会と全国政治協商会議)の会期中に熱心に議論されたグリーンな発展について、中国は排出削減の約束と国内問題及び政策を巧みにしっかり結びつけたと述べた。
「中国は発展方式のグリーンなモデル転換を持続的に推進し、銀行間の各分野の積極的な協力を促進した。AIIBは中国進出口銀行と協力している。中国進出口銀行は協力においてESG(環境・社会・ガバナンス)の持続可能な開発枠組みを採用している。これは非常に積極的で喜ばしい進展だ」
ボグロフ氏はグリーンな発展の他に、地域協力や相互接続などの話題にも注目している。今年は「一帯一路」イニシアチブ10周年だ。AIIBはインフラを重点的に支援するアジア多国間開発機関として、一帯一路イニシアチブの地域協力を呼びかける取り組みを高く評価している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年3月14日