国家エネルギー局総合司の梁昌新司長は、国務院新聞弁公室の12日の会見で、「今年の全国の最大電力負荷は13兆6000億kWを超え、昨年より大幅に増える見込みだ。研究・判断によると、中国の今年の電力供給は全体的に保障されている。一部の省はピーク時に逼迫する可能性がある。国家エネルギー局は次の5つの取り組みを同時進行で強化する」と述べた。

　（一）観測・分析・早期警戒に取り組む。夏のピークを迎え、「1省1プラン」により給電保障活動に取り組む。増水期前に雲南省や貴州省などの来水状況及び需給情勢を持続的に注視する。増水期の来水の不確実性を充分に考慮し、夏のピークの給電保障活動の準備を事前に行う。

　（二）支柱となる電源及び送電ルートの建設と稼働を拡大する。うち支柱となる電源は1700万kW以上とする。

　（三）発電用石炭の充分な供給を保証する。発電用石炭の量、品質、価格を重点的に保障する。

　（四）発電機の安定的なフル稼働の作業に全力を尽くす。発電企業の発電用石炭及びガスの安定供給と、質と量が充分な発電用石炭及びガスの中長期協力協定の署名を督促し、履行状況の監督管理を強化する。発電企業の生産・運行及び設備の維持管理の強化、調節支持への揺るぎなき服従を督促する。

　（五）負荷管理活動に科学的に取り組む。需要側の反応への社会の支持・理解・参加を促し、需要側の反応能力をさらに高め、ピーク時の圧力を効果的に相殺するよう地方に督促する。秩序正しい電力使用プランのさらなる最適化、正確かつ具体的な実行を地方に督促する。

　「中国網日本語版（チャイナネット）」2023年4月13日