外需の疲弊、保護主義、地政学的リスクの拡大を背景とし、第1四半期の貿易がこれほどの成績を収められたことは得難いと言うべきだ。これは全国上下の経済対策の成果であり、そこから中国経済発展の大きな流れを見て取ることもできる。
昨年末より貿易が不確実・不安定・不均衡な要素に直面したことから、中国は周期を跨ぐ調節の強化と貿易に対する政策サポートに着手した。「地域的な包括的経済連携(RCEP)」協定の発効後の実施活動に取り組み、各種見本市及び交流会を積極的に開いた。感染対策の調整後、各地は直ちに企業による「海外受注獲得の旅」を組織し、貿易の基礎を安定させた。中国の第1四半期の貿易実績を持つ貿易会社は前年同期比5.9%増で、その活力と取り組みぶりが分かる。現場で調査研究を行ったある専門家は以前、貿易情勢に悲観的な見方が広がる中、貿易の重要都市及び現場の貿易担当者からはそれほど悲観的なムードは伝わらず、変化の中で突破を目指す方向と道筋を探り続けていると述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年4月14日