上海市国際貿易促進委員会の周敏浩会長は、「上海モーターショーで、外国企業の現地化と中国企業のグローバル化が同時進行となった。外国企業が中国市場向けに発表する製品と技術が増えており、中国自動車メーカーの海外展開が加速し、その手段がより豊富になっている。この同時進行は、中国自動車産業のグローバル化が新たな段階に入ったことを示している」と述べた。
上海モーターショーに駆けつけたMGブランドオーストリア総責任者は、「ここでMG MULANを見ることができるとは親しみを覚える。上汽傘下のMGはオーストリアに進出後、たちまち多くのファンを手にした」と述べた。
グローバル市場向けに開発されたMG MULANは昨年、中国と欧州で同時に初公開された。今年3月の海外市場での販売台数は1万台を突破した。
中国自動車業界の台頭は、海外での製品の好評だけでなく、モーターショーにおける外国自動車メーカーとの競技にも示されている。
モーターショーの「人気王」である、BYDのハイエンド新エネブランド「仰望」事業部は、U8とU9を公開した。うちU8は横方向への移動やその場でUターンなどの機能を持つ。
周氏は、「多くの外国ブランドの技術責任者が中国自動車ブランドの展示ブースを頻繁に訪れ、中国が開発した技術を真剣に研究していた。これは中国ブランドが質の飛躍を完了したこと、特に新エネ及びスマート化の面で技術をリードし、世界と対話する能力を備えたことを意味する」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年4月28日