今年の上海モーターショーで、多くの新型テクノロジーが自動車に応用された。デジタル化、スマート化、グリーン化が世界の自動車産業の未来の発展方向になろうとしている。
智己汽車は上海モーターショーでスマート戦略を発表した。ソフト・ハードウェアアーキテクチャ、大規模スマートアルゴリズム、スマートシーン体験という3本柱により、スマートな交通シーン体験を作る。智己汽車の劉濤連席CEOは、「AIのサポートを受ける自動車は、狭い道をバックし、正確に縦列駐車するといった、ベテランドライバーでも難しい運転を自動で正確に行う。当社は今後2-3年内にこれらの創造的なスマートシーン体験を集中的に実現する」と述べた。
今年の上海モーターショーでは、高精度地図に頼らない市街地ナビゲーション運転アシスト機能が多くの企業の見所になった。
スマート運転半導体企業の輝羲智能の徐寧儀CEOは、「感性を重視し地図を軽視、これが自動運転の主流の方向になる。データ駆動のアルゴリズムがより重要な地位を占める。これらはコンピュータの計算力により厳しい要求を突きつけている。当社の関連半導体は2024年の量産化を予定している」と述べた。
中国電科は上海モーターショーで、SiCパワーデバイス及びモジュールを展示した。同社の首席専門家の柏松氏は、「SiCパワーデバイスを搭載する次世代新エネ車は充電の速度を5-10倍に上げ、航続距離を8%超増やし、損耗を50%減らす。これらのハイテクデバイス及びモジュールはすでに、100万台の新エネ車に大量搭載されている」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年4月28日