世界貿易機関(WTO)補助金・相殺措置委員会の春季例会が2日、ジュネーブで開催された。中国の代表者はその席上、米国の差別的な補助政策及び措置を批判した。米国の「インフレ抑制法」は巨額の補助に緑の衣を着せており、具体的な実施細則の中でさらに国際貿易ルールを著しく損ね、重要鉱物分野で高い壁を築き、世界の産業チェーン及びサプライチェーンをかき乱していると指摘した。
中国の代表者はまた、米国の「CHIPSおよび科学法」が米国の産業補助をめぐる「他人に厳しく自分に甘い」を示すと同時に、米国の半導体補助及び輸出規制措置が連動し世界の半導体サプライチェーンを著しくかき乱し、米国の貿易をめぐる「冷戦思考」と「貿易のいじめ」を示していると指摘した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年5月4日