海外進出は産業チェーンの深いグローバル化、中国と世界の産業チェーンの深い連結を意味する。
無錫莱頓電子有限公司取締役の周文博氏は、「中国車の海外進出は完成車だけでなく、全産業チェーンの進出も意味している。車載圧力センサー業界はかつて米国企業に独占されていたが、当社は長年の研究開発により完全に異なる技術路線で突破を果たし、性能とコストの強みをつけ、多くの国際主流完成車メーカーの戦略レベルサプライヤーになった」と述べた。
周氏はさらに、「自動車業界で最優先されるのは安全で、そのためコスト面で強みを持つだけではまったく足りず、十分な安定性を持つ必要がある。当社はA-SPICE信号処理チップを独自に設計しており、さらにウエハやセンサー部品の製造から、センサーの組み立てや全体ソリューションの提供に至る全フローを網羅し、産業チェーンの制御性を高めている。中国は自動車大国から自動車強国に向かっているが、自動車部品大国から自動車部品強国に向かう必要もある」と続けた。
ボッシュのシュテファン・ハルトゥング会長は、「私は市場開放を断固支持する。現在、中国で生産される自動車の約11%が海外に輸出されており、中国で生産するため多くの自動車部品が輸入されている。これは各国市場の協力とウィンウィンの典型的な事例だ」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年5月5日