昨年の中国の自動車輸出台数は311万1000台で、ドイツを抜き世界2位になった。今年第1四半期もこの流れを維持し、前年同期比70.6%増の99万台超にのぼった。数が持続的に増えているだけでなく、中国車の海外進出も展開中で、すでに欧州などの先進国市場にまで到達している。さらに製品のデザインやスマート化の面で、イノベーションによりファンを急激に増やしている。
「ここでMG MULANを見ることができるとは親しみを覚える」上海モーターショーに駆けつけたMGブランドオーストリア総責任者は、「MGはオーストラリアに進出するとすぐに多くのファンを手にした。特にこの海外でMG4と呼ばれる自動車は設計段階で欧州の消費者の好みを十分に考慮し、同時に上汽星雲EVの独自構造をベースとする新車だ。欧州の消費者は中国の最新技術を好む。この車は企業の人気商品になるだろう」と述べた。
MG MULANは今年3月に海外市場で月間販売台数が1万台を突破した。上海汽車国際商貿有限公司党委書記の趙愛民氏は、「MG MULANは今年、六大陸の80数カ国で全面的に発売される予定で、世界販売台数が15万台を超える見込みだ。年内にはさらに2種目の国際市場向けEVを発売し、海外の需要をより良く満たす」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年5月5日