タイ東部・レムチャバン港で、自動運転トラックが忙しく働いている。レムチャバン港はタイの経済中心地帯「東部経済回廊」に位置する、タイ最大のコンテナ深海港及び物流ハブだ。ここを走る自動運転トラックは操縦席の代わりに、ブロックのようなモジュール化された先端部分を採用。シンプルな車体がコンテナを引き目的地に向かう。
これらの自動運転トラックは西井科技製だ。同社はさらに上海国際モーターショー2023で新製品、世界初の「自動運転アップデート」が可能なスマートコネクト新エネ大型トラック「Qomolo E-Truck」を発表した。
西井科技Qomolo製品総責任者の梁熾盛氏は、「E-Truckはコンテナ物流拠点の自動化改造中の取引先向けに開発したスマート商用車製品だ。取引先に自動運転の需要があれば、車を追加購入することなく、既存のE-Truckのアップグレードを行うだけでよい。センサーモジュールの追加やOTAリモートオンラインアップグレードなどで、有人運転と自動運転の柔軟な切り替えを実現できる」と述べた。
西井科技によると、これらの「養成型」トラックは現場でのスムーズな導入が可能だ。2人のテスト人員が現場に入り、7日でシステムのシーン適応を完了し、24時間で新車を実際の作業に導入できる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年5月5日