AIが暮らしの各方面に浸透する中、AIを搭載したデバイスも小型化している。例えばスマートウォッチは電話をとり、SNSをチェックし、運動状況をチェックできる。スマートゴーグルは普通のメガネのようだが、これを掛けると電話をとり、音楽を聞くことができる。
しかし中関村フォーラム2023で展示されたスマートゴーグルは実用的だ。これは双眼光導波路ARスマートゴーグルだ。
VRゴーグルを掛けると仮想世界に没入できるが、ARゴーグルは視界を遮らず現実世界と仮想世界を融合させることで、現実世界にはない機能を実現する。例えば聴覚障害者は上手く聞き取れないことから仕事・交際・学習で困難に直面するが、このゴーグルは音声情報を文字に変換し眼前に表示する。さらに同時通訳の機能があり、各言語を同時に漢字もしくはその他の言語に変換・表示し、外国語交流の環境でユーザーの理解をサポートする。このゴーグルは軽くコンパクトで、重さは79グラムのみ。現在市場に流通している200−300グラムのARゴーグルよりも長時間の使用に非常に適している。さらに近視、遠視、乱視、老眼などに合わせたレンズを作れる。ゴーグルの外側は光を漏らさず、プライバシーを保護する。内容は使用者にしか見えない。このゴーグルはさらにミリ秒級のリアルタイム字幕とノイズ低減アルゴリズムを搭載。5メートル内の音を正確にキャッチし、変換の精度が最大95%以上にのぼる。この製品はすでに量産化の能力をつけている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年5月29日