2023年RCEP(地域的な包括的経済連携)経済貿易協力ハイレベルフォーラムが28日から30日まで、中国東部の山東省青島市で開かれました。投資貿易商談会には多くのメンバー国が参加し、企業展示、プロジェクトの商談、プロモーション活動を行うなど、投資政策とビジネス環境のアピールに努めました。これらの参加者は、RCEP協定のチャンネルを利用して、二国間及び多国間の経済貿易協力を強化していく意欲を示しました。
フィリピン投資貿易センター北京駐在商務参事官のEmmanuel W . Ang氏は、「中国はフィリピンにとって非常に重要な輸出先だ。両国の貿易往来は盛んで、中国は大量の熱帯フルーツ製品を輸入している。中国はまた、フィリピンへの最大の投資国だ。特にインフラ分野では中国企業の貢献度がとても大きい。フィリピンは今後、ビジネス環境をさらに改善していく」と述べました。
マレーシアの展示エリアに出展したDavid Chen氏は、「ここ数年、RCEPはマレーシアの優れた製品を中国へ輸出するための円滑なチャンネルとなっており、マレーシア産商品の知名度と影響力を高め、両国の協力により多くの新たな場をもたらしている。今後、多くの分野での協力がスピードアップしてほしい」との考えを示しました。
「中国国際放送局日本語版」2023年7月2日