中国主導の再エネ投資、強い勢いで回復

中国網日本語版  |  2023-07-02

中国主導の再エネ投資、強い勢いで回復。

タグ:投資

発信時間:2023-07-02 15:55:03 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 スペイン紙ラス・ウルティマス・ノティシアスは6月24日、中国が主導する再生可能エネルギー投資は強い勢いで回復していると報じた。


 再エネについては長い間論じられてきたが、近年その議論に拍車がかかっている。市場投資の観点から見ると、再エネが発展する可能性は非常に大きい。国際エネルギー機関(IEA)によると、世界全体での今年の再エネ新規導入容量は前年比107ギガワット増の440ギガワット超となり、過去最大となる見通しだ。


 米資産管理会社ウィズダムツリー・インベストメンツの専門家はこのほど発表した報告書の中で「今年、世界の陸上風力発電の新規導入容量は約70%増加する見通しで、これに中国が大きく貢献するだろう」と明らかにした。大規模商用システムや小規模分散型電源を含む太陽光発電は、今年世界で導入される再生可能エネルギー容量の増加分の3分の2を占める見通しだとしている。


 IEAによると、2021年から2023年にかけて、安価な風力発電と太陽光発電は、価格が高騰した化石燃料による発電に取って代わり、約230テラワット時分を代替したことで、欧州市場全体の卸電力価格の引き下げにつながった。この新規導入容量がなかったら、消費者は昨年、これまでよりも8%高い電気料金を支払わなければならなかっただろうとしている。


 再生可能エネルギーの分野では、浮体式太陽光発電(FPV)などの大きなイノベーションが生まれている。土地の供給が限られる中、時代に合った浮体式太陽光発電が生まれ、太陽光発電容量の急速な拡大維持を支えている。


 脇役扱いだった再生可能エネルギーは今や主役へと変わった。欧米や中国が先頭に立つ中、他の多くの国々もこのエネルギー転換期における自国の役割を真剣に考え始めている。


 「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年7月2日


Twitter Facebook を加えれば、チャイナネットと交流することができます。
中国網アプリをダウンロード

日本人フルタイムスタッフ募集     中国人編集者募集
「中国網日本語版(チャイナネット)」の記事の無断転用を禁じます。問い合わせはzy@china.org.cnまで