2023年上半期、中国西部の陸海新ルートの貨物取扱量は42万4000TEUで、前年同期より10.5%増えました。
中国南部にある広西チワン族自治区は東南アジア諸国連合(ASEAN)とRCEP(地域的な包括的経済連携)協定メンバー国との協力の最前線・窓口として、輸送ルートがますます便利になるのに伴い、地域の貿易がいっそう頻繁に行われるようになりました。南寧市税関の統計では、今年1~5月の広西チワン族自治区からASEAN向けの輸出入額は前年同期比117.4%増となる1370億6000万元(約2兆7279億円)で、また、RCEPメンバー国に対する輸出入額は前年同期比104.4%増の1555億2000万元(約3兆953億円)だったということです。
新ルートの定期輸送貨物としては東南アジアから輸入される米、マンゴスチン、パッションフルーツが一般的で、また重慶で生産されたEV車、広西チワン族自治区のタニシ麺もこのルートで世界に向けて販売されています。
「中国国際放送局日本語版」2023年7月2日