西側メディアは、中国による関連商品の合法的な輸出規制を、大国のテクノロジー競争及び西側の対中半導体輸出規制と結びつけた。これは正しいのだろうか。中国の専門家が解説した。
自然資源部が今年発表した「2022年全国鉱産資源埋蔵量統計表」によると、昨年までに全国で確認されたガリウム埋蔵量は2万8865.64トンで、ゲルマニウムは2333.47トン。業界関係者によると、中国のガリウム確認埋蔵量は多く、世界の85%を占めており、中国が強みを握るレアメタル資源だ。米国地質調査所のデータによると、世界のゲルマニウム確認埋蔵量は約8600トンで、米国はその45%の3870トンで世界一となっている。中国のゲルマニウム埋蔵量は世界の41%で、ロシアは10%。2008年に関連データが発表された後、中国は常に最大のゲルマニウム生産国で、世界の生産量の約68.5%を占めている。
米国は世界最大のゲルマニウム資源埋蔵国であるが、1984年よりこれを国防備蓄資源として保護している。特に近年はその採掘をほぼ終了した。
過去の輸出データを見ると、中国は埋蔵量・生産量・輸出量の大国として長年に渡り、世界の産業チェーン発展のため多大な貢献を成し遂げてきた。高品質発展を背景とし、戦略的資源の開発と規制の強化は非常に合理的だ、との分析と見方もある。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年7月5日