米国と西側の一部の人物は最近、意図的に中国経済を悲観している。一部の政治家とメディアは単一の、一部の、短期的な変動データにより全局面を判断し、中国経済の発展における段階的な挑戦を過大評価している。中国経済に冷や水を浴びせ、自信を弱めマインドを悪化させようとしている。これに対して、客観的で理性的な観点を掲げる西側の経済学者も少なくない。
米シンクタンク・ピーターソン国際経済研究所のニコラス・ラディ上級研究員は、1カ月のデータだけでデフレを判断するのは「時期尚早」であり、情勢への詳細な解読でも「中国経済成長が周期的な低迷に陥るとの観点を支持しない」とした。米テキサス大学オースティン校のジェームス・ガルブレイス教授は、中国経済の低迷は西側の中国経済に関する「新たな」ストーリーになっており、以前の中国の止められない台頭と同じく世界に対する脅威とされているが、これは西側の30年前の言論と比べ新鮮味がないとの見方を示した。
世界経済の成長は原動力が乏しく、中国のみが挑戦を迎えているわけではない。西側の理論を無理に適用し中国を解読すれば調子外れになるばかりだ。事実の側面から全体を説明しようとすれば誤読とミスリードが生じる。色眼鏡を外し、古い思考を捨て、全局面の視角と長期的な目で客観的・弁証法的に中国を観察することで、初めて中国経済の真の状況と趨勢を読み解くことができる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年9月1日