円の総合的な実力が下がっている。ドルやユーロなど様々な通貨に対する円の総合的な購買力を示す指標は、53年ぶりの低水準に落ち込んでいる。8月30日付「日本経済新聞」が伝えた。
円の実力は「実質実効為替レート」に示される。これは様々な通貨の相対的な価値を物価変動と貿易量を加えて算出したものだ。
日銀によると、最新の7月のレートは74.31で、1970年9月以降で最も低かった2022年10月(73.7)に近く、1ドル=360円の固定相場制だった時代と同水準となった。物価の伸び悩みの他にも、日銀の金融緩和による円安の影響もある。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年9月1日