中国・ネパール越境運輸協定に基づき中国で中継された第1陣の輸入貨物が7日、ネパールのカトマンズに到着した。
ネパールがベトナムから輸入する15トンのウコン粉が天津港と樟木―タトパニ口岸を経由し、ネパールの首都カトマンズに到着した。ネパール産業・商業・供給省の関係者は当日、第1陣貨物到着歓迎セレモニーであいさつし、「ネパール・中国越境運輸協定に基づく第1陣の貨物の輸送完了は、両国が経済協力を強化し、貿易額を増やし、共同繁栄を実現する変革の旅を始めたことを意味する」と述べた。
中国の陳松駐ネパール大使はあいさつで、「中国・ネパール越境運輸協定の実施成功は、ネパールの国際貿易が徐々に多元化することを意味する。中国・ネパール国境口岸の貨物通過効率の向上、口岸の道路及びインフラの改善に伴い、ネパールの中国との越境貿易の時間とコストがさらに減るはずだ。これはネパールの貿易に積極的な影響を及ぼす」と述べた。
中国とネパールは2016年と19年に越境運輸協定と協定議定書に署名し、ネパール側が中国側の4カ所の海港と3カ所の陸港を通じ越境運輸を行うことを認めた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年9月8日